にっしん皮フ科・形成外科|平岩 亮一 院長|生体皮膜剤「栴檀海斗」とは?どこに行っても治らない皮膚の悩みを”早く、美しく”治すために

2025年11月12日に実施したインタビューを元に執筆しています。

「長年ニキビに悩んでいるけれど、なかなか良くならない」
「どこの皮膚科に行っても、同じような薬を出されるだけで改善しない」
「このシミやホクロ、本当にキレイに取れるんだろうか」

鏡を見るたびに憂鬱になり、人前に出るのが億劫になる。

そんな経験をお持ちの方も少なくないでしょう。

今回お話しをお聞きしたのが、埼玉県さいたま市日進にある「にっしん皮フ科・形成外科」の平岩 亮一(ひらいわ りょういち)院長。

平岩先生は国内外で13もの特許を取得した独自の生体皮膜剤「栴檀海斗(せんだんかいと)」を開発し、一般的な皮膚科治療では改善しなかった人々が「次の砦」として訪れているそうです。

なぜ平岩院長は、独自の治療法を開発するに至ったのでしょうか。その常識にとらわれない治療哲学と、「栴檀海斗」の可能性、そして「どこに行っても治らなかった」悩みにどう応えるのかについて、じっくりとお話を伺いました。

目次

芸術の道から医療へ|常識を疑い、”根本”を追求する平岩 亮一先生の原点

平岩院長は元々芸術の道を志していたそうです。

そうした背景が、常識を疑う現在の診療スタイルを形作っているのかもしれません。

ーー先生が医師を志された経緯について教えてください。

平岩院長
 もともと家族が芸術関係だったものですから、私もそちらの方面に進まないかと言われていました。高校時代は東京でデッサンの勉強をしたりもしたのですが、なかなか才能的に難しいなと感じていまして。
 そんな折、ちょうど私が高校生の頃、テレビでは「脳死は人の死なのか?」という臓器移植の問題や、終末期医療の問題が盛んに議論されるようになりました。医療の進歩がもたらした、ある種の「ゆがみ」のようなものですね。「臓器移植で助かる命があるなら、死亡判定の基準を変えてもいいのか?」と。そういった疑念や、自然や生命の根源に対する興味が、医療の道に進むきっかけになりました。

ーー数ある診療科の中で、皮膚科・形成外科の道を選ばれたのはなぜですか?

平岩院長
 医学生の比較的最初の頃に、形成外科の教授によるたった一度の講義がありました。その内容は、交通外傷で複雑に損傷した怪我(挫創)を、黒いナイロン糸だけを使って見事に元の状態に復元するというものでした。1年半にわたってその経過を追った写真を見たとき、その完成度の高さに深く感動したんです。
 もともと自然や綺麗なものに興味がありましたから、失われたものを「美しく治す」という形成外科の分野に強く惹かれました。これが、現在の総合皮膚診療科(皮膚科・形成外科・美容皮膚科)の道に進む原点となっています。

さいたま 日進の地に「にっしん皮フ科・形成外科」を開院した理由

大学病院や美容クリニックでの経験を経て、平岩院長が日進の地に開業を決めた背景には、既存の医療の枠組みに対するある種の「もどかしさ」と、地域医療への想いがありました。

ーー大学病院や美容クリニックも経験された後、開業を選ばれた理由は何ですか?

平岩院長
 大学病院や一般病院、美容クリニックで診療に携わる中で、既存の専門性の「壁」に限界を感じるようになりました。昔は町の診療所に行けば、風邪も怪我も診てもらえたはずですが、現代は専門性が高まるあまり、「皮膚科だから」「形成外科だから」と、それぞれの分野しか診なくなってしまった。その分野に行くと、もうそれしかできなくなってしまうんです。
 そして医師を続けていく中で、難しい病気や稀な病気を追い求める道もありますが、私はもっと身近な病気に目を向けたいと考えました。専門の先生からすれば「こんなものは病気じゃないよ」とあしらわれてしまうような、些細だけれども患者さん自身は深く悩んでいる症状。そういったニーズに応えたいと思ったんです。
 そんな時、たまたま様々な分野の専門家が集まる会合に誘われ、「学歴や資格に縛られず、自分にしかできないことで地域の方のお役に立てるかもしれない」と、この呪縛のような固定観念から解き放たれ、開業を決意しました。

ーー「患者さんに寄り添い、できるだけ早く、そして美しく治療する」という診療哲学について、詳しくお聞かせください。

平岩院長
 私が担当する分野は、生死を直接左右するものではありません。しかし、患者さんにとっては「これをこうしてほしい」という明確な意図があります。そこには保険診療も美容診療という境界も、専門医や医学博士の肩書きも役に立ちません。「治せるのか、治せないのか」、そして「いかに早く治せるのか」。これが全てです。
 特に開業医にとって、身近な皮膚疾患は極めて多いにもかかわらず、その治療法が確立されていないものがたくさんあります。「治して欲しい」という患者さんの期待に素早くお応えすること。それが「患者さんに寄り添うこと」だと考えています。
 そのためには、既存の治療法に精通しているだけでは不十分です。日頃から手術やレーザー装置、医療器具の技術に精通し、熟練することで応用範囲が広がります。「この場面で、この器具とこの機械のこのモードを組み合わせれば、教科書的な方法よりも早く、綺麗に仕上げられる」という引き出しをどれだけ多く持っているか。その探求と鍛錬を続けています。

ーー先生のモチベーションの源泉は何でしょうか?

平岩院長
 一番は、自分の目指してきた方向性が、少なからず人の安心につながっていると感じられることです。患者さんが笑顔で帰られる姿を見ることが、何よりの喜びですね。あとは、休日に旧車でドライブして、生きてきた記憶に浸ることでしょうか(笑)。

国内外13の特許を取得|「栴檀海斗(せんだんかいと)」開発秘話と治療法

「にっしん皮フ科・形成外科」を語る上で欠かせないのが、平岩院長自らが開発した生体皮膜剤「栴檀海斗」です。

この独自の開発品は、ニキビ治療をはじめとする多くの皮膚の悩みにフォーカスしたアイテムです。

ーー院長自ら開発された「栴檀海斗」ですが、開発のきっかけは何だったのでしょうか?

平岩院長
 これは開業よりも前、病院に勤めていた頃にさかのぼります。私は形成外科がメインでしたが、当時の診察室は皮膚科とカーテン一枚で仕切られているような環境で、隣の会話が聞こえてきたんです。
 ある患者さんが「湿疹は治っても、この痒いのが取れない。どうにかならないか」と訴えていました。先生は「薬を塗ればそのうち痒みも止まるよ」と仰るのですが、患者さんは「そこじゃない」という感じでした。その「痒みが止まらない」という声が、ずっと頭に引っかかっていたんです。
 身近なかゆみといえば、まず「汗の痒み」があります。この汗の痒みをコントロールできれば、湿疹やアトピー、ニキビといった他の皮膚炎の予防にもつながるのではないか。そう考えたのが始まりです。「汗の痒みを如何に止めるか?」をテーマに、平成26年(2014年)から本格的に開発に着手しました。

ーー「汗の痒み」から、どのようにして「栴檀海斗」の原理にたどり着いたのですか?

平岩院長
 最初は「汗さえ止まれば痒みも止まる」と考え、制汗剤に使われる塩化アルミニウムなどを試しました。一般的には、これらが汗の穴(汗腺)を塞いで汗を止めるとされています。しかし、実際に自分で試してみると、痒みも取れなければ汗も変わらず出るんです。「専門家が言っていることは違うんじゃないか?」と。
 そこで、汗をかく場面をいろいろ想定し、試してみました。すると、汗のかき始めや乾き際に、皮脂と汗が交じったような「粘り」があることに気づきました。皮膚科でいう「乳化」です。汗の水分と皮脂の油分が混ざり合って乳液状になったもの、これが刺激成分となって痒みを引き起こしているのではないか、と仮説を立てました。
 そして、塩化アルミニウムの本当の役目は、汗の穴を塞ぐのではなく、皮膚の表面に水を弾く「膜」を作る(コーティングする)ことだと発見したんです。車のボディにワックスをかけると水が弾いて速く乾きますよね。それと同じで、皮膚の表面で汗が速く乾き、サラサラの状態を保つ。結果として汗が減ったように感じる、というのが原因だったんです。

ーーでは、生体皮膜剤「栴檀海斗」とは、具体的にどのようなものでしょうか?

平岩院長
 「栴檀海斗」は、皮膚や粘膜の上に薄い膜(皮膜)を作り、外部からの刺激から保護するものです。全ての病気は、突き詰めれば「細胞膜にできたミクロな傷」から始まると私は考えています。その小さな傷は、検査では見つけることができません。しかし、「ふとした瞬間に出現するかゆみ」や「違和感」「刺激感」といった症状として、誰もが日頃から感じ取ることができます。
 この「小さなサイン」は、病院でどんなに説明しても「病気ではない」とあしらわれがちですが、実は体からの大切な警告です。「栴檀海斗」は、細胞膜が傷ついた時に漏れ出すω6脂肪酸などを防ぎ、その目に見えないミクロな傷をコーティングする。いわば、ご家庭で気軽に使用できる「ホームドクター」のような役割を目指して開発しました。
 父が化学を専門にしていたこともあり、助言を得ながら、皮脂成分をブロックするための成分(シクロデキストリンというオリゴ糖の仲間)などを組み合わせ、この「生体皮膜剤」が完成し、特許取得に至りました。

ーー「栴檀海斗」を使った治療とは、ニキビにおいてどういうアプローチで行っているのでしょうか?

平岩院長
 ニキビができるまでには段階があります。まず、汗や皮脂が乳化してべたつき、毛穴で炎症が起こり始めます。すると「顔を触りたくなるような感覚」や「痒み」が発生します。これがニキビの前兆です。この痒みを放置すると、痒みが痛痒さへと進行し、アクネ菌などが活性化して壊死が進み、やがて膿となって芯のあるニキビが発症します。
 従来のニキビ治療は、化膿止めの飲み薬や塗り薬が一般的ですが、それはすでに「発症してしまった」後の対処療法です。私たちが提唱している治療は、そもそもニキビを発生させないための治療です。
 具体的には、「栴檀海斗」をこの「痒み」や「べたつき」を感じた前兆の段階で使用します。タオルなどで皮膚を優しく押さえて分泌物を除去してから「栴檀海斗」を塗布することで、ダメージの進行を阻止し、ニキビへの発生を防ぐことが期待できます。朝夜の美容液のように使うだけでなく、「気になった時」に適宜使用するのが効果的です。

ーーニキビ予防以外にも、「栴檀海斗」はどのような症状に使えるのでしょうか?

平岩院長
 はい、使い方は様々です。皮膚では、ニキビや汗の痒み以外にも、「抜け毛の予防」にも使えます。「かゆみ」は抜け毛のサインでもあるので、かゆい毛穴に適宜塗ることで抜け毛の減少に役立つ場合があります。
 また、お怪我(擦り傷や切り傷)や、やけどにも効果を発揮します。コットンに浸して貼付するなどして使用しますが、何も薬がない緊急時でも、「栴檀海斗」だけで大概は治せます。従来のお怪我の治療と比べ、浸出液の少なさ、腫れや痛みの引きの速さ、傷跡の柔らかさなど、治りの良さを実感いただけると思います。当院では手術後やレーザー治療後にも使用しています。
 また、「栴檀海斗」は飲用しても問題ない成分でできています。例えば、風邪の予防として、喉の違和感や痛み、咳が出た時に喉にスプレーする。点眼液として目の違和感やドライアイに。点鼻液として鼻のつまりや違和感、くしゃみに。このように、体の様々な「ミクロな傷」からくる炎症症状の抑制に役立つことが確かめられています。

ーー実際に「栴檀海斗」を使われた患者様からは、どのようなお声がありますか?

平岩院長
 最初は、開発したものを知っている患者さんに「無料でいいのでテストしてもらえませんか?」とお願いするところから始まりました。そうすると、「確かに痒みが取れますね」とか「塗るとピリピリする」とか、率直なフィードバックをいただいて。それを元に改良を重ねていきました。
 医薬品のように大々的に宣伝できるものではありませんから、院内で地道に提供していたところ、例えば「お父さんが使って良かったから、息子にも使わせたい」とか「冬の乾燥肌のかゆみが気にならなくなった」といった形で広がっていった、という流れです。今では患者さんがご自身の判断で自在に使いこなしていただいていますし、大変ご好評をいただいています。

ニキビは”適切に潰す”|平岩 亮一のレーザー治療

「栴檀海斗」による治療だけでなく、できてしまったニキビやニキビ跡に対しても、平岩院長は独自のアプローチを行っています。

ーーできてしまったニキビについては、どう対処するのが良いでしょうか。「潰してはダメ」とよく聞きますが…

平岩院長
 よく「ニキビは潰したらダメ」と言いますが、私は「適切に潰す(摘出する)ことが大切」だと考えています。「潰したらダメ」と思って放置してしまうと、ニキビの炎症が周囲の組織を傷つけ、結果として肌に酷い凹凸(クレーター)ができてしまうことがあります。炎症を広げないためには、化膿したニキビや不良肉芽(治癒過程でできる余計な組織)を除去しなければなりません。
 この際に皮膚に穴が開くこともありますが、放置して炎症が広がってしまうよりも、圧倒的に綺麗に治ります。ただし、ご自身で無理に潰すと余計に肌を傷つけ、炎症を広げてしまう可能性があります。炎症組織を「適切に」外に出すことが重要ですので、必ず医療機関で処置を受けてください。

ーーニキビ跡にしないための治療として、炭酸ガスレーザーがおすすめなんですか?

平岩院長
 ニキビを綺麗に治すためには、ニキビの芯(コメド)を除去する必要があります。そのために皮膚に小さな穴を開ける処置として、当院では炭酸ガスレーザーを推奨しています。炭酸ガスレーザーはニキビ跡のクレーターや凸凹の治療にも使われますが、理想は「跡になる前に防ぐ」ことです。そこで、化膿する前のニキビの芯を、定期的にレーザーと器具によって除去することで、ニキビのない綺麗な肌を維持し、クレーター化を防ぎます。
 保険診療でお薬を処方することもありますが、お薬の場合、ニキビ周囲の皮膚のバリア機能が低下したり、赤みやかぶれといった副作用が起こる可能性もゼロではありません。レーザー治療のメリットは、ニキビだけにピンポイントに働きかけることができる点です。

ーーレーザー治療の痛みやダウンタイムについて教えてください。

平岩院長
 レーザー照射の際は、静電気とゴムで弾かれたような痛みが同時に発生する感覚があります。特に大きく腫れて膿んでいる箇所は、痛みを感じやすいです。照射後に器具を使って芯を除去する際も、圧出する刺激を伴います。
 照射直後は治療部分が浮腫む(むくむ)ことがありますが、3分程度で軽減することがほとんどです。ダウンタイムは3日程度で、レーザーにより開いた小さな穴は3週間から数ヶ月程度で自然に消失していきます。

ーー平岩先生は、新しいお薬や機械が出た際、ご自身で試されるそうですね。

平岩院長
 はい。新しい新薬や機械が出てくると、まずは自分で全て試します。添付文書やデータに書いてある副作用は、少し濁した内容になっていて分かりにくいことが多いんです。そのまま患者さんに説明しても、うまくいきません。
 自分で試して「こうすると、こういう副作用が出るのか」というのを身をもって知っておく。そして、その「ダメな部分」をどうやったら活かせるか、どう使えば安全かつ効果的に使えるかを考え、オリジナルの使い方を見出していきます。
 同じ薬、同じ機械を使っていても、「ここでやると何で効くんだろう」と患者さんに感じていただけるのは、そういった地道な積み上げがあるからかもしれません。昔は教授から「テクニシャン(技術屋)になるな」と言われたものですが、私はそういう方向性なんです。

ニキビ跡からシミ・ホクロまで|にっしん皮フ科・形成外科の”早く、美しく”を実現する治療技術

ニキビ治療以外にも、にっしん皮フ科・形成外科では、シミ、ホクロ、エイジングケアなど、多岐にわたる皮膚の悩みに対応しています。

ここでも「早く、美しく」の哲学に基づいた、平岩院長独自の治療アプローチが光ります。

ーーニキビ以外では、特にどのようなお悩みに力を入れていますか?

平岩院長
 「シミ・肝斑のレーザー治療」や「肌のエイジングケア」、そして「ホクロ・いぼ・隆起・陥凹・ニキビ跡のレーザー治療」には特に力を入れています。先ほどお話しした炭酸ガスレーザーは、ニキビの芯出しだけでなく、ホクロやイボ、汗管腫(目の周りなどにできるブツブツ)、脂腺増殖症(皮脂腺が増えてできるブツブツ)といった隆起性の病変の治療にも非常に有効です。これらも「早く、美しく」仕上げることを心がけています。

ーー最近「ピコレーザー」を導入されたそうですね。これはどのような治療に使われるのでしょうか?

平岩院長
 はい、昨年ピコレーザー(株式会社JMEC製)を導入しました。これも、「栴檀海斗」をはじめ、長年にわたり当院を応援してくださっている地域の皆様のおかげです。ピコレーザーは、従来のレーザーよりも非常に短い時間(ピコ秒)でレーザーを照射できるのが特徴です。これにより、皮膚への熱ダメージを抑えながら、色素粒子をより細かく破壊することが可能になりました。
 現在は、このピコレーザーを用いて、これまで治療が難しかった「肝斑」や「シミ」、「外傷性色素沈着(怪我や火傷の後に残るシミ)」の治療を、より精度よく、またリーズナブルに提供できるよう努めています。熱による炎症後色素沈着のリスクを減らしながら、効果的に治療できるのが大きなメリットですね。

“次の砦”として|他院で改善しなかった悩みを受け止めるにっしん皮フ科・形成外科

独自開発の「栴檀海斗」と、既存の治療法を独自に昇華させた技術力。

これらを求め、にっしん皮フ科・形成外科には、日進近隣だけでなく、遠方からも悩める人々が訪れます。

ーーどのような方が多く来院されるのでしょうか?

平岩院長
 「いろんな皮膚科を回った末に、うちを頼ってくださる」という方が非常に多いです。大学病院は敷居が高いし、かといって近所のクリニックでは治らない。そういう方々にとっての「次の砦」のような存在になれればと思っています。
 当院に来られる患者さんは「あまり大変な思いをせず、なんとかここでやってもらえませんか?」という期待を持っていらっしゃいます。ですから、私は出し惜しみせず、1回で終わらせることを大事にしています。患者さんもお忙しいですから。もちろん、治療後に肌の変化はありますので、その点は十分に説明した上で、なるべくご足労いただくことがないようにしています。

ーー遠方からも患者さんが来院されるとのことですが、どのような方が多いですか?

平岩院長
 お近くの日進、上尾、桶川、北本、遠いと滑川町などからも来られますが、「栴檀海斗」の関係もあって、千葉県や、遠方だと岡山県、福岡県などからお問い合わせをいただくこともあります。
 やはり、他院で「うちではできない」と断られてしまったり、説明がなくて心配だったり、何年も通ったのに改善がなかったりした方が、私の「怖くなさそう」という雰囲気(笑)や、「すぐやってくれるのかな」という期待を持って来てくださることが多いですね。

ーー患者さんと向き合う上で、大切にされていることは何ですか?

平岩院長
 「気軽に質問できない」という雰囲気は作らないように、垣根をなくすことを一番大切にしています。何でも聞いてもらって構いません。
 患者さん自身、医学的な知識がない中でご自身の症状を説明するのは難しいものです。説明してもらった内容を、こちらが「わかったつもり」になっていても、もう一度同じ質問をされて「あ、わかっていなかったのかな?」と気づくことも多々あります。
 ですが、患者さんが事細かに症状を話してくださることが、治療の根源に近づくための非常に重要なヒントになります。ですから、患者さんには一生懸命お話しいただき、私はできるだけ真摯に対応していきたいと思っています。当院は予約診療を中心にしており、流れ作業のようにはしませんので、安心してお話しください。

悩みを抱えるすべての人へ|平岩 院長からのメッセージ

最後に、この記事を読んでいる「どこに行っても治らない」と悩んでいる方々へ、平岩院長からメッセージをいただきました。

ーー最後に、皮膚のトラブルや悩みを抱えている読者へメッセージをお願いします。

平岩院長
 保険診療か自由診療か、あるいは病気かどうかわからなくても、まったく構いません。皮膚面に起きた違和感や気になる状態で、もし他院で「うちではできない」と言われてがっかりした経験がございましたら、是非一度、当院にお越しください。
 「お茶を飲みにくるような感覚で、気軽に足を運んでみてください」と患者さんにもよく言っているのですが、それくらい気軽な気持ちで来ていただきたいです。当院は威圧感を与えるような医院ではありません。
 お肌のトラブルや悩みを抱えている方は、お気軽にご相談ください。あなたのお悩みを解決する方法を、一緒にご提案できればと思います。

にっしん皮フ科・形成外科

診療科目皮膚科・皮膚外科・形成外科・美容皮膚科
住所〒331-0823
埼玉県さいたま市北区日進町2-925-1 KTDビル2F
診療日(月・火・水・金・土)
9:30~12:00
(月・火・水・金・土)
14:00~18:00
※火曜日午後は、予約手術日です。
※院長学会参加日の休診や臨時休診の場合があります。
休診日水曜・日曜・祝日
院長平岩 亮一
TEL048-662-6789
最寄駅JR「日進駅」より徒歩12分
埼玉新都市交通シャトル「大成駅」より徒歩10分
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この記事を書いた人

診療ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営する医療情報発信メディアです。開業医の先生方に直接取材を行い、診療への姿勢や先進医療への取り組み、地域医療への貢献、さらには医療業界に対する考えや想いをお届けします。読者の皆さまにとって、医療をより深く理解し、身近に感じていただける発信を続けてまいります。

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