2025年10月29日に実施したインタビューを元に執筆しています。
「最近、ニキビが治りにくい」
「シミやイボが増えてきた」
「長年アトピー性皮膚炎に悩んでいる」
鏡を見るたび、ふとした瞬間に気になるお肌の悩み。
錦糸町駅周辺で皮膚科をお探しの方も多いのではないでしょうか。しかし、その不調は、本当に皮膚だけの問題でしょうか?
「皮膚は人体最大の臓器」とも「内臓の鏡」とも言われます。なかなか治らない肌荒れは、便秘やアレルギー、ホルモンバランスの乱れ、さらには糖尿病や膠原病といった内科的な疾患が隠れている「体からのサイン」かもしれません。
JR錦糸町駅南口から徒歩3分に位置する「錦糸町皮膚科内科クリニック」で院長を務める田尻 友恵(たじり ともえ)先生に皮膚科から内科までを診る「トータルケア」についてお聞きしました。
錦糸町皮膚科内科クリニック院長 田尻 友恵先生が描く「理想の医療」とは
田尻先生は皮膚科医であると同時に、麻酔科、ペインクリニック、一般内科、美容皮膚科での豊富な研鑽を積んできました。
なぜ彼女は「錦糸町」の地で、幅広い診療科を掲げるクリニックを開いたのでしょうか。その原点にある想いに迫ります。
ーーまず、田尻先生が医師を目指されたきっかけを教えてください。
田尻院長
幼い頃に祖母が入院していたのですが、その時の担当医の先生が本当に優しくて、親身に対応してくださったんです。それがとても印象に残っていて、「私もこんなふうに誰かの力になれる医師になりたい」「人のために役立ちたい」と思ったのが最初のきっかけです。
実は兄が2人とも医療の道に進んでいて、一人は脳神経外科医、もう一人は歯科医として開業しています。両親はドクターではないのですが、そうした兄たちの影響も大きかったかもしれませんね。
ーー2012年に北里大学をご卒業後、すぐに皮膚科の道へ進まれたのですか?
田尻院長
いえ、最初は麻酔科で、手術の麻酔やペインクリニック(痛みの治療)の領域を学ばせていただきました。その後、都内のクリニックや病院で皮膚科と一般内科を診療するようになったのですが、皮膚科も内科も半々くらいの割合で携わっていました。
その中で、自分で診療をして、患者様が改善していく姿を見ることが、私にとっての大きなモチベーションになっていきました。自分の人生で、これからずっと長く続けられることは何だろうと考えた時に、自分の好きなこの領域で診療していきたいと強く思うようになり、本格的に皮膚科・内科の道に進むことを決めました。
ーー勤務医としてのご経験も豊富ですが、なぜ「開業」という道を選ばれたのでしょうか。
田尻院長
勤務医時代、特に大きな病院では、どうしても「枠組み」に沿った診療しかできないという側面がありました。もちろんそれは必要なことですが、患者様を診ていると「こうしたらもっと綺麗になるのにな」「この症状には、あちらの治療法も併用したほうがいいのに」と思うことが多々ありました。
私はもともと、皮膚科、内科、アレルギー科、ペインクリニック、そして美容皮膚科といった幅広い分野を経験してきたからこそ、患者様を部分的にではなく「まるごと診る医療」を実現したいという想いが強かったんです。
特に皮膚の症状は内科的な疾患から来ていることもありますし、その逆もあります。そうした自分の理想とする医療、思い描いている医療を展開していきたいという思いが強くなり、2022年に開業いたしました。
ーー数ある地域の中から「錦糸町」を選ばれたのには、何かご縁があったのですか?
田尻院長
それが、特別なご縁があったわけではないんです(笑)。開業にあたって色々な街を歩いたのですが、錦糸町が一番、華やかで活気があると感じました。
若い方はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんもこの街を好んで住まわれたり、元気に利用されている方が多くいらっしゃいます。老若男女を問わず、幅広い層の方が集まる街だなと。
中でも、錦糸町の北口エリアに比べて南口エリアはクリニックが少ないと感じましたので、「少ないエリアだからこそ、自分がお役に立てるのではないか」と思い、この場所を選びました。

皮膚科・内科・美容皮膚科|錦糸町皮膚科内科クリニックの診療内容
錦糸町皮膚科内科クリニックの最大の強みは、皮膚科と内科の両面から判断できる「トータルケア」です。
皮膚の症状を「体からのサイン」と捉える田尻院長の診療哲学について詳しく伺いました。
ーー先生が「トータルケア」をそれほどまでに重視される理由を、改めて教えていただけますか?
田尻院長
皮膚科と内科は、非常に密接に関係しているからです。まず、皮膚は「人体最大の臓器」とも言われますが、単なる皮膚の異常として捉えるのではなく、その背景に隠れた内科的疾患(例えば、糖尿病、膠原病、悪性腫瘍など)がないかを除外しなければなりません。皮膚トラブルに対して内服薬や外用薬で治療しても行き詰まったとき、原因が内側にあることは少なくありません。だからこそ、当院では皮膚科と内科の両面から判断した診療を提供することが、根本的な解決につながると考えています。
ーー実際に、皮膚の悩みで来院された方から、内科的な疾患が見つかった例はありますか?
田尻院長
はい、日常の診療で頻繁にあります。例えば「ニキビ」が治らないという方。もちろんニキビ自体の治療もしますが、背景に便秘症が隠れていることは非常に多いです。便秘症の方は皮膚トラブルを起こしやすく、まず便秘を改善しなければ、お肌の悩みもなかなか解決しません。女性の場合は月経不順など婦人科系の疾患が背景にあることも推測できます。
また、「円形脱毛症」で来られた方も、ただ脱毛の治療をすれば良いというわけではありません。背景に内科的疾患が隠れている方もいて、採血をしてみると甲状腺の疾患が見つかることがあります。その場合は、「甲状腺の背景があったから今、脱毛につながっているのですね」とご説明し、脱毛の治療をしつつ甲状腺の治療も並行して行います。
ーー採血で分かることもあるのですね。
田尻院長
最近では、脱毛の疾患で来られた方の採血をした際に、梅毒(STD:性感染症)が陽性だったこともありました。当院ではSTDの治療にも力を入れていますので、すぐに梅毒の治療を開始することができました。
もし当院が皮膚科だけのクリニックだったら、「別の病院さんを紹介しますね」という形になり、患者様はあちこちの病院に行かなくてはならなくなります。
もちろん、甲状腺疾患などでもコントロールが非常に難しい方は、いつまでも当院だけで診るわけではなく、適切なタイミングで適切な医療機関にご紹介します。ですが、まずは初期対応や導入治療をこちらで責任を持って行い、やれることを尽くす。それが当院でできる「トータルケア」だと考えています。
ーーアレルギー科やペインクリニック科も標榜されていますが、これらも皮膚と関連が深いのでしょうか?
田尻院長
もちろんです。例えば、食物アレルギーが原因で肌荒れや消化器の不調を起こしている方もいらっしゃいますし、蕁麻疹(じんましん)もアレルギー反応による皮膚の炎症です。
ペインクリニック領域ですと、帯状疱疹(たいじょうほうしん)という皮膚疾患にかかった後、神経痛が残ってしまうことがあります。こういった帯状疱疹後の痛みや、肩こり・腰痛・関節痛といった整形外科領域の痛みに対しても、神経ブロックなどで生活の支障を軽減するお手伝いをしています。
このように、一見つながっていないように見える領域も、実は体の内側では深く関わっているんです。

保険診療と自由診療(美容皮膚科)の選び方|田尻院長からアドバイス
保険診療から美容皮膚科まで幅広い選択肢を持つ錦糸町皮膚科内科クリニック。
2023年7月には2階を美容皮膚科専門フロアとしてオープンし、さらに力を入れています。私たちはどのように治療を選べば良いのでしょうか。
ーー2階の美容皮膚科フロアは、1階とは雰囲気も変えているそうですね。
田尻院長
はい。1階の保険診療フロアは、白とライトブラウンを基調にしたバリアフリー設計で、どなたでも親しみやすい雰囲気にしています。
一方、2023年7月にオープンした2階の美容皮膚科フロアは、がらりと雰囲気を変え、ダークブラウンをベースにした落ち着いた空間にしました。完全個室が4部屋あり、シミ、ニキビ痕、赤ら顔といったお悩み別にアプローチできるよう、各種の美容医療機器を置いています。1階との違いも楽しんでいただけたら嬉しいですね。

ーー例えば「ニキビ」で悩んでいる場合、保険診療と自由診療、どちらを選べばよいのでしょう?
田尻院長
私たちは、まず患者様が「どこまで治したいか」「どういった治療をしたいか」という背景(ゴール)を大切にしています。
保険診療でできるニキビ治療は、主に「毛穴詰まりの改善」と「アクネ菌の増殖を抑える」ことを目的とした治療に限られます。しかし、ニキビの原因である皮脂の分泌はホルモンバランスによるもので、保険のお薬では皮脂そのものをコントロールすることは難しいんですね。
また、ニキビのお薬には結構刺激的なものも多いので、「刺激が強くて使えない」と自己判断でやめてしまい、かえって悪化させてしまう方もいらっしゃいます。
ーーでは、どういった場合に自由診療(美容皮膚科)を提案されるのですか?
田尻院長
保険診療で出されているお薬をすべて適切な方法で使っても、なかなか治らないという方には、「自費でよければこういう治療もありますよ」とご提案します。また、皮脂の分泌そのものを抑えたい方や、結婚式などのイベントに向けてスピーディーに治したい、という方にもご提案します。
例えば、ポテンツァという機械を使った積極的な治療もありますが、そういった具体的な治療法については、この後詳しくご紹介しますね。ただ、美容医療の知識が何もないまま、いきなり自費診療の予約をされた方には、まず保険の診療から効果を確認してみましょうか、とお話しすることもあります。その方の考え方やご予算との兼ね合いで、一緒に相談しながら選んでいくことを大切にしています。
ーー美容皮膚科というと「敷居が高い」と感じる男性も多いように感じます。
田尻院長
その点は、当院の強みかもしれません。当院には、皮膚科を専門とする男性医師も在籍しています(※土曜日の診療を担当)。そのためか、男性の患者様も通ってくださっている印象がありますね。実際、美容医療の男女比も、女性:男性で「6:4」ぐらいではないでしょうか。
ーー男性はどのようなお悩みで来られるのですか?
田尻院長
ニキビや、進行してしまったニキビ跡のご相談が一番多いです。ほかにも頭髪のお悩み、イボ、シミなど、美意識の高い男性が年齢を問わず増えています。
おそらく、「美容皮膚科専門」と大きく掲げているクリニックには、男性は少し入りづらいのかもしれません。でも当院は保険診療の入り口があるので、「保険のクリニックで、ついでにちょっと聞いてみよう」という感覚で入ってきてくださるようです。保険診療のついでに、ニキビのピーリング(自費)を受けていかれる方もいらっしゃいますよ。
ーー院内で「手術」にも対応できるようになったと伺いました。
田尻院長
はい。以前から望んでいた手術ができる環境が整い、現在は金曜と土曜に手術を行っています。イボやホクロの切除などですね。
平日お仕事の方は土曜を希望されるので予約が混み合うことが多いのですが、金曜など比較的余裕がある場合は、受診当日に手術を行うことも可能です。緊急な対応をご希望の場合は、金曜に受診されることをお勧めします。
もちろん、より高度な治療を要するケースについては、東京都立墨東病院をはじめとした近隣の連携病院にご紹介いたします。

ーー院内にはドクターズコスメも充実していますね。先生はどのような基準で選ばれているのですか?
田尻院長
まず、私自身が「実験台」になって、実際に試して効果が出たものだけを選んでいます。あとは、手に届きやすい価格帯でありながら、効果が高いもの、という点を重視しています。
例えば「ゼオスキン」は非常に効果が出やすいのですが、価格帯が高めですし、人によっては「皮剥け」が起きてしまう可能性もあります。そこで最近は「ガウディスキン」という、より日本人の肌向けに作られたドクターズコスメも導入し、患者様のご希望に合わせてご提案できるようにしています。
ーー忙しくてなかなかスキンケアに手が回らない、という方も多いと思います。
田尻院長
私自身も子育て真っ最中の時は、とりあえず保湿だけ終わらせるような生活でした(笑)。でも、スキンケアにおいて保湿は本当に大切です。ネット上で「肌断食(あえて何も塗らない)が肌にいい」という情報もありますが、それを鵜呑みにして余計に肌を悪化させてしまった患者様もいらっしゃいます。ネット上の情報にとらわれずに、肌に悩みがある方は、まずは医師にしっかり診察してもらうことが大切です。
30代後半からだんだんとシワやくすみが気になってくる方には、レチノールやハイドロキノンなどを取り入れるのも良いと思います。特にレチノールは、取り入れるだけで肌の変化を実感しやすい成分です。ダウンタイムが心配な方でも、低濃度のものから続けることで肌の変化を実感できると思いますので、ぜひご相談いただきたいですね。
お悩み別・幅広い選択肢を支えるために|錦糸町皮膚科内科クリニックの治療法
トータルケアを掲げる田尻院長は、保険診療の枠組みにとどまらず、患者さんの「もっと綺麗になりたい」という想いに応えるため、先進の医療機器や治療法を積極的に導入しています。
お悩み別に、どのような選択肢があるのかを伺いました。
ーーお悩みに沿った提案ができるよう、様々な機器を揃えているのですね。
田尻院長
はい。一つの機械で、すべての疾患を網羅するのはやはり難しいです。ですから、例えばニキビならニキビに特化した機械、シミならシミに特化した治療を導入しています。お悩みに沿ったご提案ができるように、機械だけでなく、注入系の治療なども含めて、幅広い選択肢を揃えることを大切にしています。
ーー開業当初から人気で、先生ご自身もおすすめなのが「IPL(光治療)」だそうですね。
田尻院長
私もたくさんやっていますが(笑)、断トツで好きなのはIPL(光治療)ですね。シミやそばかすにお悩みの方にとても人気がある治療です。
当院では「セレックV」という、9つのフィルター(波長)を使い分けることができるIPLの機械を導入しています。シミが悩みなら茶色の色素に強いフィルターを、赤みが気になる方には赤みに応じたフィルターを選ぶなど、患者様のお悩みに合わせてカスタマイズ治療ができるのが特徴です。
また、IPLはレーザーより効果はややマイルドですが、毛穴やお肌のくすみの改善など、お肌全体の透明感がアップしたと実感される方が多いです。何よりダウンタイム(施術後の赤みや腫れ)がほとんどないので、大事な予定の直前にも受けられます。開業当初から断トツ人気の施術ですね。
ーー保険診療では治りにくいニキビ・ニキビ跡には、どのような治療がありますか?
田尻院長
先ほども少し触れましたが、積極的な美容医療をしたいという方には「ポテンツァ」などが人気です。これは、チップ(先端の部品)によっても効果が変わるのですが、ニキビの原因となる皮脂腺を直接焼くような治療も可能です。
もちろん、今あるニキビを治したいのか、ニキビ跡を綺麗にしたいのか、その方のゴールによって最適な治療法は異なりますので、まずはご相談いただければと思います。
ーーイボやホクロの除去についても、選択肢があると伺いました。
田尻院長
はい。「炭酸ガスレーザー」を用いたいぼ取り、ほくろ取りの治療(自費)も得意としています。もちろん保険診療での除去(液体窒素など)も行っていますので、治療法は2種類ご提案して、保険で取るか、自費で取るか、それぞれのメリット・デメリット、お見積もりをお出しして患者様にご選択していただきます。

ーーシワやたるみなど、エイジングケアに関する治療はいかがですか?
田尻院長
ボトックス注射による治療も行っています。やはり額や眉間のシワなど、表情筋がよく動くところのお悩みでいらっしゃる方が多いですね。ただし、美容施術は「やりすぎ」もいけません。表情筋には様々な筋肉があり、一定の範囲を超えると他の筋肉に悪影響を及ぼす可能性もあります。ですから、事細かな注射の打ち方や、目に見えない部分での筋肉の影響も考慮し、解剖学的な知識を常に意識しながら施術するように心掛けています。
ーー痛みに対するケアも行っているのでしょうか?
田尻院長
美容医療の施術には、どうしても痛みを伴うものもあります。あまりに痛みに弱い方には、麻酔クリームやお冷やしをしたり、頻度は少ないですが神経ブロック(麻酔科の技術)を用いることもあります。麻酔後は、施術中であっても痛みがないか都度確認し、痛いようであれば追加で麻酔のお注射をするなど、その方の痛みに応じた丁寧な対応を心がけております。
「また来たい」と思われるクリニックであるために|田尻 友恵先生が大切にしていること
「患者さんに『ここにクリニックがあってよかった』と言っていただけると、何よりうれしいです」と柔らかな笑顔で語る田尻院長。
現在は医師4名体制で診療にあたり、患者さんの待ち時間短縮にも努めるなど、患者さん目線のクリニックづくりを徹底しています。
ーー日々の診療の中で、先生が最も大切にされていることは何ですか?
田尻院長
いくつかありますが、まず皮膚科なので、私はまずは「皮膚を見る」ことを徹底しています。忙しくなってくると、どうしてもカルテばっかり見てしまいがちですが、「病気を見ずして病人を見ろ」という言葉があるように、病気だけじゃなくて、患者様がどういった状態にあるのか。目で見てわかる疾患だからこそ、しっかり見させていただくことは、患者様の満足にもつながると思っています。
次に「説明」です。なぜこのお薬を出すのか、どういった使い方をするのか。「これこれを出しますね」だけだと、患者様は不満足で終わってしまいます。特にお薬のメリットだけでなく、デメリットや副作用の可能性も詳しくお話しするようにしています。例えば、一時的に強い反応が出たときに、患者様が驚いてご自身の判断で薬をやめてしまうのを避けたいからです。副作用を乗り越えるための方法もありますし、皮膚科は長く診ていかなければいけない症状も多いので、患者様が少しでもストレスなく治療を続けられるようにサポートしたいと思っています。
ーー患者さんとのコミュニケーションを大切にされているのですね。
田尻院長
はい。患者様がご自身の症状をうまく伝えられないこともありますから、まずはこちらが「話しやすい雰囲気」をつくることを意識しています。そして、診察の最後には必ず「他に質問はありますか?」と聞くように促しています。
もう一つ大事にしているのが「記録」です。患部の画像を撮影しておき、次に来院された際に比較できるようにしています。変化がご自身の目でわかれば、「家でも頑張って薬をきちんと塗ろう」と患者様のモチベーションも高まると思うんです。
ーー患者様だけでなく、スタッフの皆さんとの関係づくりも重視されていると伺いました。
田尻院長
はい。特に美容医療は、医師一人で回るものではありません。看護師も受付も、現在はそれぞれ5〜6人体制でやっていますが、患者様がどの看護師に当たったとしても、適切な医療が提供できるように日々トレーニングを積んでいます。
例えば、看護師一人が勉強会に参加したら、その知識を必ず他のスタッフに共有する、というアウトプットの場を設けています。また、患者様とのトラブルや、何か間違えてしまったことがあった場合には、決して隠そうとせず、院内で共有します。そして「なぜ間違えたのか」「間違えないようにするにはどうしたらいいのか」を皆で考え、再発を防いでいます。人は失敗しないものではないので、失敗から次にどう活かすかを大切にしていますね。
ーー現場の声を吸い上げる仕組みもあるのですか?
田尻院長
はい。2ヶ月に一度、ランチミーティングを開いたり、スタッフ間でも月1〜2回のミーティングを行っています。
スタッフはスタッフ間、受付は受付、看護師は看護師にしかわからない悩みや課題があります。それぞれの職種ならではの意見を大切にし、そこで挙がった質問やアドバイスを受け止めて、「じゃあこうしよう」と新しい仕組みを導入したりしています。
ーー最後に、皮膚のことで悩んでいる読者の皆様へメッセージをお願いします。
田尻院長
患者様の皮膚がきれいになって、症状が改善につながることが、私たちの最大の目標であり、モチベーションです。治療を終えた患者様が、笑顔になるのが一番なんですよね。皮膚のことで少しでもお悩みがあれば、「こんなんで来てよかったのかな?」などと思わずに、放っておかずに、お気軽に相談に来てください。
例えばニキビも、忙しくて来られないと、やがてニキビ跡につながってしまいます。ニキビ跡の治療は、保険がきかない自費診療になってしまうんです。だからこそ、早めに来てほしいですね。
美容医療が初めての方も、まずネットで検索されると思いますが、インターネットに書いてあることが100%正しいとは限りません。患者様が「この機械がいい」とご自身で決めて来院されるよりも、「こんなことに悩んでいる」と、まずはご相談いただくほうが、より良いご提案ができます。
当院は、保険診療も自費診療も、敷居が高すぎず、どんな方でも気軽に来られる、あたたかいクリニックを目指しています。気兼ねなく頼っていただけたら、うれしく思います。

錦糸町皮膚科内科クリニック
| 診療科目 | 皮膚科、内科、美容皮膚科、 アレルギー科、ペインクリニック内科 |
|---|---|
| 住所 | 〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-25-7 JUスカイタウン錦糸町 1F |
| 診療日 | (月・火・木・金・土) 9:00~13:00 / 14:15〜18:00 ※最終受付は診察終了30分前 |
| 休診日 | 水・日・祝 |
| 院長 | 田尻 友恵 |
| TEL | 03-3635-4112 |
| 最寄駅 | JR総武線「錦糸町駅」南口より徒歩3分 東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」2番出口より徒歩3分 |

