広島ステーションクリニック|石田 清隆 院長|”肝臓のスペシャリスト”が解き明かす「栄養」と「腸」の重要性

2025年11月13日に実施したインタビューを元に執筆しています。

「いつも体がだるい」「朝起きられない」
「めまいや冷え性がつらい」「理由もなく気分が落ち込む」

そんな原因不明の不調を抱え、病院で検査を受けても「特に異常ありません」と言われた経験はありませんか? 「歳のせい」「自律神経の問題」と片付けられ、根本的な解決策が見つからないまま、悩みを抱え続けている方も少なくないかもしれません。

今回インタビューしたのは、JR広島駅新幹線口から徒歩すぐの「広島ステーションクリニック」で院長を務める石田 清隆(いしだ きよたか)先生。先生は、長年大学病院などで肝臓がん治療の第一線を走ってきた「肝臓のスペシャリスト」です。しかし、開業後に石田院長が出会ったのは、「画像診断では異常がない」にもかかわらず、様々な不調に苦しむ多くの患者さんたち。

その原因を追求してたどり着いたのが、「栄養」と「腸内環境」でした。なぜ石田先生が、栄養学や腸内環境に着目するようになったのでしょうか。詳しくお話を伺いました。

目次

石田 清隆 院長が医師を目指した理由|「肝臓のスペシャリスト」への道

今もなおエネルギッシュに診療と啓発活動を続ける石田院長。

これまでのご経歴について教えていただきました。

ーー先生が医師を目指されたきっかけについて教えてください。

石田院長
 母が一つ下の弟を産んだ頃から、非常に体調を崩しまして。疲れやすいし、メンタルも安定しないしで、いろいろな病院に行くんですが、「自律神経の問題だ」とか、色々調べても原因がわからなかったんです。
 実はこれ、今ならわかるんですが、「鉄分の不足」が原因だった可能性が非常に高いんです。私は『人生を好転させる2-week鉄活』という本も出しているのですが、生理のある女性や出産後の女性は、貧血という診断がつかなくても、実に7〜8割が潜在的な鉄不足に陥っています。当時はそんなことは全くわかっていませんでしたが。
 母が病院によく行く姿や、入院してお見舞いに行った記憶がずっとありました。そんな環境があって、母から「お医者さんになって、病気の人を助けてあげたらいいんじゃないの?」と言われたのがきっかけで、自然と医師という道を意識するようになりました。

ーーそこから「肝臓のスペシャリスト」と呼ばれるようになった経緯を教えてください。

石田院長
 大学卒業後、大学院の研究グループで肝臓のグループに入ったのが始まりです。その後、愛媛県立中央病院の肝臓がんの責任者として送り込まれました。当時の上司の先生が非常によくしてくださり、「肝臓がんの治療って面白いな」と感じ始めたんです。
 それから一線の病院で様々な治療を経験し、最終的には愛媛大学病院の肝がんチームのチーフを任されるようになりました。肝臓がんのカテーテル治療や、エコーガイド下で腫瘍を焼灼するラジオ波焼灼療法(RFA)、さらには腹腔鏡やCT、超音波造影剤を使った特殊なRFA治療など、肝癌治療に関する内科的治療のほとんどのことはやりましたね。非常にのめり込んで研究していました。

ーー肝臓がんにまつわる様々なことをご経験したんですね。

石田院長
 当時は学会や研究、あらゆるところにお邪魔させていただき、当時は精力的に活動していました。肝臓がんというのは、早期発見の技術で患者さんの予後が全く変わる世界です。特に肝臓がんは、大きさが15mmまでは比較的ゆっくり成長しますが、2cmを超えると動脈血が入り込み、急激に増殖スピードが上がります。
 ですから、我々としては「絶対に2cmまでに見つける」必要があるんです。当時、私のチームではエコー検査を中心に、CT、MRI検査も駆使して早期発見・早期治療の技術にはプライドを持って取り組んでいました。

ーーその後、広島での「開業」を選ばれた理由について教えてください。

石田院長
 広島に帰るきっかけは、広島市民病院への赴任でした。それまではずっと自分が中心になってチームを引っ張らないといけなかったのですが、市民病院にはかなり優秀な先生方がおられて、「彼らに後を譲ってもいいかな」と思える状況になったんです。
 ちょうどその頃、以前大阪の肝臓センター所長をしていた時代に知り合った先生方から、副院長クラスでのオファーが4件ほどありました。ですが、30年ぶりに広島に帰ってきたところ、本当にいい立地の場所が空いていたんです。それが今のクリニックの場所で、走ったら4分もかからず、新幹線に乗れるところ。そんなご縁もあって、地域の皆様に貢献できるようなクリニックを立ち上げたい、と思い開業するに至ったわけです。

石田 清隆先生の診療スタイル|病気の根本原因を探る

画像診断で異常がない不調の原因を探り、根本治療に注力する石田院長。

石田先生は、栄養療法・運動療法などを駆使し、様々な視点から診療しています。

ーー開業当初は、がんの早期発見が診療内容の中心だったのでしょうか?

石田院長
 そうですね。私は画像診断が非常に得意でしたから、エコー(超音波検査)も内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)も徹底的にやってきました。クリニックとしては珍しく、造影剤を使用したCT検査も行っています。救急医療の現場も経験してきたので、お腹が痛いといった症状でも、盲腸(虫垂炎)や結石、結腸憩室炎などを画像診断で見つけることができます。
 ですから、当初はそうした画像診断の技術を駆使して、多くの人の「がんを早期発見する」ことを中心にやっていこうと考えていました。

ーーその方針が転換するきっかけがあったとか。

石田院長
 はい。そうこうして色々な患者さんを診ていくうちに、「画像診断ではまったくわからない不調」を訴える方が非常に多いことに気づいたんです。
 例えば、若い女性がお腹が痛いと言って来られて、内視鏡で診ても何もない。それで色々と調べてあることに気がついたんです。それが「栄養不足による症状」です。
 例えば、若い女性は生理があることによって潜在的な鉄不足に陥っていて、結果としてタンパク質不足による消化不良に陥り、「お腹が痛い」となってしまうことが多いんです。このように、症状の根本原因を探ってどのように治療していくかを考えていこうとして、日々診察にあたっています。

ーー例えば、花粉症やアトピー、喘息といったアレルギー疾患は何が原因なんでしょうか?

石田院長
 現在のアレルギー治療は、抗ヒスタミン薬やステロイドなどで症状を抑える「対症療法」が中心です。もちろん、急性期にはそれらは辛い症状を早く抑えるために重要です。
 ですが、私はこうしたアレルギーの原因の多くが「」にあると考えています。腸には全身の免疫細胞であるリンパ球が7〜8割が集まっており、まさに「免疫の中心」だからです。

ーー「腸」が原因とは、どういうことですか?

石田院長
 背景にある原因の一つとして、「リーキーガット(leaky gut:腸漏れ)」と呼ばれる状態があります。簡単に言えば、腸の粘膜のバリア機能が弱くなり、本来なら体内に入らないはずの物質(病原体や未消化のタンパク質など)が血液の中に入りやすくなってしまう状態です。
 そのきっかけとして、小麦に含まれる「グルテン」や、牛乳・乳製品に含まれる「カゼイン」が関わっていることが多いと考えられています。
 腸の粘膜は、細胞同士が「タイトジャンクション」という構造で隙間なくスクラムを組んでバリアを作っています。ところが、グルテンなどがこのスクラムを崩し、隙間を作ってしまうと、そこから異物や毒素が体内に入り込み、免疫が過剰に反応して炎症やアレルギーを引き起こす、というメカニズムです。

ーーそれでは、腸に合った”良い栄養”を摂取すれば良いということですね。

石田院長
 少し注意が必要です。私たちが病気になる原因はいろいろありますが、その中でも「栄養」と「腸の状態」が非常に大きな割合を占めている、というのが私の実感です。そこで重要になるのが、「何を摂るか」だけでなく「何を避けるか」ということです。
 いくら良い栄養をとっても、“毒になるもの”をたくさん摂っていては意味がありません。例えば、「小麦」「乳製品」「砂糖」「植物油」を、現代の食生活における「四毒」と呼ぶことがあります。
 考えてみてください。私は現在65歳ですが、私たちが子どもの頃は、喘息やアトピーの子どもなんてほとんどいませんでした。がんや糖尿病、メンタル疾患の方も今ほど多くはなかった。戦後50年ほどで糖尿病は約50倍、がんは約10倍、アトピーは約30倍、花粉症は約400倍にも増えていると言われます。
 この短い期間で人間の遺伝子が変わるわけがありませんから、原因は「現代食」=食生活の変化にあると考えるのが自然です。

ーーお話の中で出てきた「四毒」とは具体的に何ですか?

石田院長
 小麦ですが、先ほどのリーキーガットの原因になる可能性があります。そして、乳製品も同じくリーキーガットの原因や、乳がんや前立腺がんなどのがんを増やす可能性が指摘されています。「牛乳は骨にいい」と信じられていますが、スウェーデンのデータでは、牛乳を多く飲む人ほど骨折しやすいという報告さえあるようです。
 砂糖はエネルギーにはなりますが、ビタミンB群を大量に消費し、血糖値の乱高下を招きます。最後に、植物油です。現代人は、外食や加工食品でオメガ6系の植物油を摂りすぎています。これが体内の「炎症」を促進する一因とされているのです。また、その代謝産物であるアルデヒドが神経や血管を傷害することも指摘されています。

ーーどうして摂り過ぎてしまうのでしょうか?

石田院長
 戦後の学校給食が影響していると考えられています。そして、マクロな視点で見るとGHQによる戦後の食糧変換政策が原因です。当時、アメリカで余っていた小麦や脱脂粉乳が日本に供給され、学校給食が始まりました。それまでの「ご飯と味噌汁」中心だった日本の食生活は、「パン、脱脂粉乳、マーガリン、揚げ物」といった洋風の給食によって、大きく変わっていきました。私たちは味覚が完成する12歳頃までに、こうした食生活が普通になっていたんです。
 1950年代と今を比べると、小麦の消費量は約5.5倍、植物油は約6.2倍、乳製品は約15倍にもなっています。これだけ食生活が変われば、病気のあり方も変わって当然です。だからこそ、「なぜ病気になるのか」という予防医学の視点を伝えていく必要があると強く感じています。

石田 清隆先生が推奨する栄養素|「鉄分」「タンパク質」「ビタミンB」「ビタミンD」

石田先生はご自身で様々な栄養素について日々研究されています。

女性の多くが陥っているとされる「鉄不足」やその他の大事な栄養素についてお聞きしました。

ーー女性に多いとされる「鉄不足」について詳しく教えていただけますか?

石田院長
 鉄不足は、一般的に知られているような「貧血」だけの問題ではありません。鉄には、私が「ONCE(ワンス)分類」と名付けた、4つの役割があり、これによって私たちの体の健康を保っています。つまり、鉄が不足すると多様な不調が出るんです。

ーー具体的に「ONCE分類」について詳しく教えてください。

石田院長
 「ONCE(ワンス)」は、鉄の4つの機能の頭文字をとったものです。

O (Oxygen Transportation) : 酸素の運搬
これは赤血球(ヘモグロビン)の役割としてよく知られていますね。

N (Neurotransmission) : 神経伝達
鉄は、セロトニン(幸福感)やメラトニン(睡眠)、ドーパミン(意欲)、ノルアドレナリン(集中力)といった神経伝達物質を作る過程で必須です。鉄が足りないと、メンタルが不安定になったり、うつっぽくなったりします。

C (Collagen Synthesis) : コラーゲンの合成
肌のハリや潤いを保つコラーゲンを作る際にも、鉄が必要です。鉄不足だと、肌荒れ、シミ、ニキビが治りにくくなります。

E (Energy Production) : エネルギー産生
私たちの体は、細胞の中にあるミトコンドリアという「エネルギー工場」でエネルギーを作っています。この工場が働くためには、「鉄」が必須なんです。

ーーつまり鉄分が足りないと、エネルギーそのものが作れなくなってしまうということでしょうか?

石田院長
 その通りです。鉄分が足りないとミトコンドリアがうまく働かず、エネルギーを十分に作れなくなります。これが、鉄不足の人が「なんとなくダルい」「疲れやすい」「朝起きられない」「冷え性」といった症状を訴える根本的な理由です。さらに、このエネルギー不足が、別の悪循環を生み出します。
 鉄不足は「甘いものがやめられない」原因にも繋がっているんです。エネルギーが足りない状態になると、体は本能的に「すぐにエネルギーになるもの」を欲します。それが「甘いもの(=糖質)」です。鉄分が必要なミトコンドリアをうまく使えない体は、「解糖系」と呼ばれる、糖だけを使ってエネルギーを作る経路に頼ろうとします。ところが、この解糖系で糖をエネルギーに変えるときには、ビタミンB群が大量に消費されてしまうんです。

つまり、

「鉄不足」
→「エネルギー不足」
→「甘いものが欲しくなる」
→「糖の処理にビタミンB群が大量消費される」
→「ビタミンB不足」

という流れです。
 さらに、甘いもの中心の食事になると、ご飯・パン・お菓子といった糖質が多くなるため、相対的に肉・魚・卵などの「タンパク質」が不足しがちです。
 結果として、特に女性では、「鉄不足」「タンパク質不足」「ビタミンB群不足」が同時に重なっている方が非常に多い。タンパク質不足があると、消化液、消化酵素の働きも落ちて「消化不良」にもなりやすく、まさに「原因不明の不調」のオンパレードになってしまうわけなんですね。
 また、少し話は変わりますが「ビタミンD」も非常に重要な栄養素です。

ーー具体的に「ビタミンD」の重要性について教えていただけますか?

石田院長
 これは非常に深刻な問題なんですが、日本人の98%が不足していると言われています。サプリを飲んでいない日本人は、まず間違いなくビタミンD不足でしょう。
 ビタミンDは「骨のビタミン」と表現されることが多いですが、骨だけでなく、神経、皮膚、筋肉、そして免疫機能にもすごく関係しています。さらに認知症やうつにも関連があると言われています。
 ビタミンDが不足すると、免疫が落ち、インフルエンザやコロナなどの感染症にかかりやすくなる、がんにもなりやすくなる、アレルギーも起きやすくなる、というリスクが上がります。食事だけで必要量をとるのは非常に難しいんです。実際、ちゃんと摂ろうとすると、鮭の切り身を毎日2切れくらいを食べなくてはいけません。これは日常生活の中で実践することはなかなか難しい。
 なので私は、1日最低でも2000 IU、私は4000 IUのサプリメント摂取を推奨しています。お医者さんでもこの事実を知らない人が多いのが現状です。

広島ステーションクリニックの栄養療法|「眠れない」「便秘」「口内炎」「こむら返り」

栄養と腸の重要性を説く石田院長。

広島ステーションクリニックでは、薬に頼るのではなく、具体的な栄養指導によって、体の根本から調子を整える治療を実践しています。

ーー先生は薬ではなく栄養療法を取り入れています。例えば、「眠れない」という方にはどのようにアプローチするのでしょうか?

石田院長
 「眠れない」と言うと、普通はすぐ睡眠薬を出しますよね。でも、「眠れない」のにもちゃんと原因があります。
 まず、人間には体内リズム(サーカディアンリズム)があります。大事なのは「朝の光」です。朝、日光を網膜に入れることで、脳内でセロトニンという物質が作られます。このセロトニンが14〜16時間経つと、メラトニンという睡眠ホルモンに変わるんです。
 さらに、このメラトニンを作るためにも栄養素が必要です。具体的には、「鉄、マグネシウム、ビタミンB群、ナイアシンといった栄養が必要なんだよ」と患者さんにお話ししています。そのうえで食事指導を基本にしますが、症状が強い急性期には、医療用のサプリメントをお渡しすることもございます。

ーー「便秘」や「口内炎」「こむら返り」といった日常的な不調はいかがですか?

石田院長
 便秘も同じです。多くは腸内環境の問題です。善玉菌を増やす必要がありますが、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌は胃酸に弱く、多くは腸に届きません。おすすめなのは、キムチやぬか漬けなどに含まれる植物性乳酸菌です。これらは胃酸に非常に強く、腸に届きやすい。こうした指導で、何十年来の便秘がスッと良くなる方もおられます。
 口内炎は、塗り薬を出すことが多いですが、私は「亜鉛不足」を疑います。亜鉛は細胞分裂に必須のミネラルで、これが足りないと粘膜のターンオーバーがうまくいきません。亜鉛とビタミンB群をしっかり補うと、多くの場合1週間ほどで落ち着いてきます。
 こむら返り(足がつる)は、多くの場合「マグネシウム不足」が背景にあります。マグネシウムは飲む(経口)だけでは吸収されにくいため、私はマグネシウムクリームをよく使っています。これを足などに塗ってもらうと、3日くらいで「9割方出なくなる」人が多く、皆さん驚かれます。

ーー薬を増やすのではなく、栄養やミネラルで体を整えていくのですね。

石田院長
 そうです。私が一番心がけているのは、「この患者さんの根本的な原因は何なんだろう?」と考えることです。薬だけを出す治療では、根本的な解決にはなりません。糖尿病の薬がどんどん増えても、透析患者さんは増え続けています。これは根本的なアプローチができていないからなんです。
 そこで当院では、できるだけ薬に頼らずに栄養解析による食事指導やサプリメントの提案、生活指導など日々の生活で実践できるような治療法をご提示させていただいております。

広島ステーションクリニックの運動療法|健康の先を見据えた「美容」へのアプローチ

石田院長の治療は、体の内側からのアプローチだけに留まりません。栄養療法と並行して「運動療法」が重要だと言います。

さらには「美容」、そして患者の人生をトータルでサポートする「well-being」の実現を目指しています。

ーー広島ステーションクリニックの治療のもう一つの柱である「運動療法」についても教えてください。

石田院長
 健康のためには運動も必要です。実は私も開業して数年、全く運動しなかった時期に体がガタガタになった経験があります。しかし、その時トレーニングを始めて、2週間ほどで良くなったんです。
 運動はカロリーを消費するだけではありません。筋肉からはマイオカインと呼ばれる、数百種類以上の生理活性物質が出ます。これらが免疫を高めたり、体の炎症を抑えたりと、脳神経を元気にするなど、非常に良い作用をします。
 ただ、多くの方が猫背のまま歩くなど、間違ったフォームで運動をしています。私は「ちゃんと『でっちり』にして、胸を張ってトレーニングしないと、悲しい老後が待っていますよ」と伝えています。この経験から、今から6年前に医師監修のトレーニング施設も立ち上げました。

ーー美容皮膚科「MILKY CLOUD Well-being Center(ミルキークラウド ウェルビーイングセンター)」も併設されていますが、どのような関連があるのですか?

石田院長
 内科で健康を取り戻した患者さんに、さらに人生を楽しんでもらいたい、見た目も元気に、という観点から美容皮膚科も始めました。「well-being(ウェルビーイング)」、つまり本当の健康美をお届けしたいという想いです。
 シワやたるみの原因も、実は「骨の萎縮」が関係しているんです。ここにもさっきお話しした「ビタミンD」が関わってきますし、ヒアルロン酸などでボリュームを補うアプローチもします。
 また、男性のヒゲ脱毛は早めにやることをお勧めします。介護される立場になった時の衛生面を考えても、今後はVIO脱毛なども当たり前になっていくと考えています。抜け毛治療のエクソソームを使った治療なども行っていますよ。

広島ステーションクリニックが目指す医療と読者へのメッセージ

最後に、石田院長が目指す医療の未来と、今まさに「原因不明の不調」に悩む読者へのメッセージを伺いました。

ーー先生のクリニックには、どのような患者さんが多く来院されますか?

石田院長
 立地的なこともあり、地元の方だけでなく、県外から来られる方も多いですね。市民病院時代からの患者さんもおられますが、やはり口コミで来ていただく方が増えています。
 例えば、「不登校だった子が、鉄不足の治療で学校に行けるようになったよ」とか、「アトピーが治ったよ」といったお話を聞いて来院されるケースです。不登校の女の子は、私の経験上ほぼ100%鉄不足です。エネルギーが作れず、朝起きられないんです。私自身も浪人時代に貧血で朝起きられなくなった経験があるので、よくわかります。そういった「原因が何かわからない」と困っている方にはぜひ来院していただきたいですね。

ーー早期発見のための画像診断へのこだわりも、変わらずお持ちですよね。

石田院長
 もちろんです。それは私のマニアックな部分ですから(笑)。当院の内視鏡(大腸カメラ)は非常に人気で、通常予約は3年待ち、エコーも1年待ちという状況です。
 ただ、腹部エコーでも、肝臓、胆のうだけ見て終わりではなく、血管や骨盤の奥まで、体位を変えながら死角がないようにおなかの隅々まで見ます。使っている機器も、キヤノンメディカルシステムズの最高機種(i800シリーズ)など、大学病院レベルのものを導入しています。診断のスピードと正確性には自信があります。

ーー最後に、原因不明の不調に悩む読者へメッセージをお願いします。

石田院長
 病気というのは、症状が出てからでは遅いことが多いです。例えば、がんは進行しないと症状は出ません。胃がんの98%はピロリ菌関連ですから、ピロリ菌がいるかいないかなんです。また大腸癌は検便検査では約7割しか見つかりません。なので3~5年に1回は大腸カメラをすべきだと思います。肺癌はレントゲンだけでは見つからないのでCT検査を2~3年に1回は受けていただきたいです。
 そして、今お話ししてきたように、栄養の大切さを皆さん本当にご存じない。医療というのは、薬だけを出して数値だけを追う治療ではない、と私は思っています。病気の根本原因をきちんと見つけ、それを患者さんにどう説明し、生活で実践してもらうかが大切なんです。
 食べるものを変えなければ、本当の意味で良くはなりません。多くのお医者さんにも、もっと予後につながるような根本的な治療に注目してほしいと啓蒙していきたいです。そして、患者さんには、日々進歩する最新の情報を臨床の場で提供し続けたいと思っています。

広島ステーションクリニック

診療科目内科、肝臓内科、栄養療法、美容皮膚科
住所〒732-0053
広島市東区若草町11-2 グランアークテラス3F
診療日(月・火・金)8:30〜12:30
※初診受付11:30まで15:00〜18:00
※初診受付17:00まで
※17:00〜17:45は定期再診予約の方のみ

(水)9:00〜12:30
※初診受付11:30まで15:00〜16:30
※初診受付15:30まで

(土)9:00〜12:30
※初診受付11:30まで15:00〜17:00
※初診受付16:00まで
休診日木曜・日曜・祝祭日
理事長石田 清隆
TEL082-568-1007
最寄駅JR「広島駅」新幹線口より徒歩3分
広島バス「若草町」交差点斜め向かいすぐ
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この記事を書いた人

診療ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営する医療情報発信メディアです。開業医の先生方に直接取材を行い、診療への姿勢や先進医療への取り組み、地域医療への貢献、さらには医療業界に対する考えや想いをお届けします。読者の皆さまにとって、医療をより深く理解し、身近に感じていただける発信を続けてまいります。

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