あゆみレディースクリニック高田馬場|佐藤 歩美院長|生理痛・PMS・更年期…「我慢が当たり前」になっていませんか?高田馬場の駆け込み寺

2025年10月9日に実施したインタビューを元に執筆しています。

「これくらいの不調で病院に行くのは大げさかも」
「婦人科はなんだか敷居が高い」
「毎日忙しくて、自分のことは後回し…」

生理痛やPMS、更年期のつらい症状、デリケートゾーンの悩みなどを抱えながらも、つい我慢してしまっている女性は少なくないかもしれません。

今回お話を伺ったのは、高田馬場駅から徒歩1分にある「あゆみレディースクリニック高田馬場」の院長、佐藤歩美先生です。

「女性の一生に長く寄り添いたい」という温かい想いと、忙しい患者さんのために「待ち時間を少しでも短く」という徹底したこだわりの両輪で、女性たちの心と身体をサポートしています。

この記事では、佐藤先生が産婦人科医を志したきっかけから、クリニックの診療方針、ライフステージごとの具体的なお悩みへのアプローチまで、深く掘り下げました。

目次

佐藤歩美先生が語る、女性の一生に寄り添う産婦人科医への道

まず、佐藤歩美先生がどのような想いで産婦人科医となり、この高田馬場の地でクリニックを開院されたのでしょうか?

お話を聞いていると、患者さん一人ひとりと長く向き合いたいという、先生の温かい人柄が伝わってきました。

ーー先生は数ある診療科の中から、なぜ「産婦人科」を専門に選ばれたのでしょうか?

佐藤院長
 学生実習で最初に見学させていただいたのが産婦人科でした。実は、配属初日にいきなりお産に立ち会うことになったんです。もちろん、赤ちゃんが生まれてくる瞬間を見るのは初めての経験で、その生命誕生のインパクトはあまりにも大きく、心の準備ができていなかったこともあり、その時は「産婦人科は選ばないだろうな」と正直思ってしまいました(笑)。
 しかし、その後さまざまな診療科を回るうちに、ひとつの大きな違いに気づいたんです。それは、病院に来る時も、退院する時も、「おめでとう」という言葉で迎え、送り出すことができるのは産婦人科だけだ、ということでした。この事実に気づいた時、他の診療科にはない、この上ない魅力を感じ、いつしか産婦人科医の道を選んでいましたね。今でも、日々その魅力を実感しています。

ーー大学卒業後、さまざまな病院でご経験を積まれたのち、開業に至った経緯について教えてください。

佐藤院長
 大学卒業後は、NTT東日本関東病院や愛育病院などで経験を積みました。いわゆる大学の医局に所属するのではなく、一つの病院で比較的長く勤め、じっくりと患者さんと向き合うスタイルで働いてきました。
 大きな病院では、手術が無事に終わったり、出産後の経過が順調だったりすると、患者さんはかかりつけのクリニックに戻られることになります。それは医療連携として正しい形なのですが、私個人の性格としては、一人の患者さんとできるだけ長くお付き合いしていきたい、という想いが常にありました。出産という一大イベントだけで関係が終わるのではなく、その後のアフターフォローや、また別のライフステージで起こる悩みにも寄り添いたかったのです。
 女性の人生は出産だけではありません。思春期の生理の悩みから始まり、妊娠・出産、そして更年期、老年期と、一生を通してさまざまな心身の変化と向き合っていきます。そうした女性の健康を長いスパンでサポートする「女性医学」の分野にもっと深く関わりたいと考えた時、地域に根ざしたクリニックを開業するという選択肢が最も自然なことでした。思春期の方から、70代、80代になっても、気軽に相談できる場所を提供したいという想いで、このクリニックを開院しました。

ーー数ある場所の中から「高田馬場」を選んだのには、何か理由があるのでしょうか?

佐藤院長
 開業にあたって最も重視したのは、患者さんの「通いやすさ」です。高田馬場はJR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線が乗り入れるターミナル駅で、多くの方が利用されます。この駅のすぐそばにご縁があったことは、本当に嬉しく思っています。
 実際にクリニックを始めてみると、近隣にお住まいの方だけでなく、西武新宿線沿線などにお住まいで、通勤・通学の乗り換えの際に立ち寄ってくださる方も非常に多いです。婦人科の受診は、多くの女性にとってまだハードルが高いかもしれません。だからこそ、「会社の昼休みに」「学校帰りに」と、日常生活の動線の中で無理なく通えることが、受診への第一歩を後押ししてくれるのではないかと考えています。

「婦人科は敷居が高い」|あゆみレディースクリニック高田馬場の特徴と工夫

「待ち時間が長い」
「内診が不安」
「こんなことで受診していいのか分からない」

婦人科にまつわるさまざまな不安やためらいは尽きないと思います。

あゆみレディースクリニック高田馬場には、そうしたイメージを払拭し、誰もが安心して通えるための工夫が随所に凝らされているようです。

ーー多くの患者さんが通いやすさを実感されていると思いますが、クリニックを運営する上で、特にこだわっているポイントは何ですか?

佐藤院長
 「待ち時間を極力なくすこと」、これには特に力を入れています。当院に来てくださる患者さんは、20代から50代くらいの、いわゆる「働き盛り」「子育て世代」の方が圧倒的に多いです。皆さん、お仕事や学業、家事、育児と、何かしら時間に追われる毎日を送っています。「病院は待つのが当たり前」という感覚がある一方で、その待ち時間がネックで受診を後回しにしてしまう方も少なくありません。
 そこで当院では、30分単位の時間帯予約制を導入するとともに、受付スタッフと看護師などのバックヤードスタッフが密に連携し、患者さんの流れをスムーズにするための「トリアージ(優先順位付け)」を徹底しています。もちろん、緊急の対応が必要な患者さんがいらっしゃるなど、予測できない事態で多少お待たせしてしまうこともありますが、それでも「予約したのに1時間も2時間も待つ」ということが起こらないよう、最大限の努力をしています。「忙しいから」を理由に治療の継続を諦めることがないよう、通院の負担を少しでも減らせればと思っています。

ーー婦人科が初めての方や、受診をためらっている方でも安心して通えるような工夫はありますか?

佐藤院長
 まず、院内は明るく温かみのある雰囲気づくりを心がけ、婦人科特有の緊張感が少しでも和らぐように配慮しています。
 婦人科の受診をためらう理由としてよく挙げられるのが「内診への抵抗感」です。もちろん、正確な診断のために内診が必要な場合は多いのですが、その際は必ず事前に必要性を丁寧にご説明し、心の準備をしていただくようにしています。お腹の上から診る経腹エコーや、場合によっては経直腸エコーで代用できることもありますので、不安な方は遠慮なくご相談ください。
 また、当院では衛生管理と安全管理の両面から内診台のカーテンを設置しておりません。診察で具合が悪くなる方もいますが、カーテンが無いことで変化に気づきやすいこと、患者さんの状況を確認しながら診察が行えるからです。そのため、恥ずかしさを感じる方のために内診スカートを購入できるように準備しております。
 私たちは、皆さんが抱える「婦人科は敷居が高い」というイメージを少しでも取り払い、「ちょっと相談してみようかな」と思っていただける、身近な存在でありたいと願っています。

ーー実際に、どのようなお悩みを抱えた患者さんが多く来院されますか?

佐藤院長
 本当にさまざまなお悩みの相談がありますが、数で言うと「生理痛」や「PMS」といった月経関連のトラブルが最も多いです。次に多いのが「更年期障害」に関するご相談ですね。この2つが2大トップと言えるでしょう。
 そのほか、妊婦健診で来られる方、急なかゆみやおりものの異常、不正出血、生理不順など、多岐にわたります。高田馬場という土地柄、近隣の大学に通う学生さんなど、若い方の受診が非常に多いのも特徴です。また、海外にルーツを持つ方も多く、翻訳機を使用したり、患者さんが通訳の方を同伴されての診察を行うこともありますね。

ライフステージごとの悩みに寄り添う具体的な診療アプローチ|あゆみレディースクリニック高田馬場の診療領域

思春期から老年期まで、女性の身体はホルモンの影響を受けて変化し続けます。

ここでは、それぞれのライフステージで直面しがちな具体的な悩みに対して、あゆみレディースクリニック高田馬場がどのように向き合い、どのような治療の選択肢を提供しているのかを詳しくご紹介します。

ーー生理痛やPMSで悩んでいるものの、「病気ではないから」と我慢している若い方も多いようです。どのような治療法があるのでしょうか?

佐藤院長
 まずお伝えしたいのは、「生理痛は我慢するものではない」ということです。一昔前は「生理痛くらいで休むなんて」という風潮があったかもしれませんが、今は違います。つらい症状には、低用量ピルをはじめ、さまざまな対処法があります。月経困難症やPMSの症状を改善し、日常生活の質(QOL)を大きく向上させることが期待できます。生理痛やPMSなどによる生産性低下がもたらす労働損失は年間5000億円とも言われ、近年は積極的に治療を行う方も年々増えてきています。
 若い世代のうちから婦人科に対する苦手意識を持たず、「困ったら相談できる場所」として気軽に利用してほしいと思っています。適切な治療を受けることで、これまで憂鬱だった生理期間をずっと快適に過ごせるようになるかもしれません。一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。

ーー妊娠を考えている方や、妊婦さんにはどのようなサポートをされていますか?

佐藤院長
 当院では分娩は扱っていませんが、周産期医療に長く携わってきた経験を活かし、妊娠初期から出産される病院へお繋ぎするまでの妊婦健診に力を入れています。妊婦健診は、お腹の赤ちゃんの成長を確認するだけでなく、お母さん自身のささいな不安や疑問を解消するための大切な機会です。
 院内には助産師が在籍しており、診察で聞きそびれたことや、ちょっとした育児の不安などを気軽に相談できる体制を整えています。また、パートナーの方にもぜひ一緒に診察室に入っていただき、共に親になる実感を持っていただければと考えています。ご家族が立ち会えない場合でも、赤ちゃんの様子を撮影したエコー動画を共有できるシステムも導入していますので、ご好評いただいています。

ーー出産後の乳腺炎など、アフターフォローについても相談できますか?

佐藤院長
 もちろんです。むしろ、出産後のアフターフォローこそ大切にしたいという想いが、私を開業へと導いた原動力の一つです。授乳中に起こりやすい乳腺炎は、急な痛みや発熱を伴い、お母さんを心身ともに疲弊させてしまいます。当院では、乳房のマッサージや薬の処方、点滴治療などに対応しています。乳腺炎のケアは、一度の出産につき4回まで保険が適用されますので、ぜひ積極的に利用していただきたいですね。痛くて困った時にすぐ対応できるよう専用の時間は設けず、まずはお電話でご相談いただく形をとっています。

ーー40代、50代と迎える更年期の不調について、どのような治療の選択肢がありますか?

佐藤院長
 更年期の症状は、ほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)、不眠、気分の落ち込み、関節痛など、本当に人それぞれで、その程度も大きく異なります。「もう更年期だから仕方ない」と諦めていらっしゃる方も多いのですが、これも我慢する必要は全くありません。
 診療で大切にしているのは、思い込みで診断しないことです。甲状腺の病気など、他の疾患が隠れている可能性もあるため、まずはしっかりと検査を行い、丁寧で正しい診断を心がけています。その上で、治療法としては、減ってきた女性ホルモンを補充するホルモン補充療法(HRT)や、体質に合わせて処方する漢方薬、さらにはプラセンタ注射やサプリメントまで、幅広い選択肢をご用意しています。患者さん一人ひとりの症状やライフスタイル、そしてご希望をしっかりとお伺いし、ご納得いただける治療を一緒に進めていきます。

誰にも相談しづらい悩みにも対応するために|「女性のQOL向上」を目指して

近年、女性のライフスタイルの変化や長寿化に伴い、これまであまり語られてこなかった新たな悩みが注目されています。

あゆみレディースクリニック高田馬場では、そうした声にも耳を傾け、最新の知見と治療法で応えています。

ーー最近、特に相談が増えていると感じる疾患や症状はありますか?

佐藤院長
 ひとつは「尿もれ」ですね。これは出産を経験された方にも、更年期世代の方にも見られる症状です。特に更年期以降は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって、骨盤の底で内臓を支えている「骨盤底筋」という筋肉が緩みやすくなり、くしゃみや咳をした時などに尿がもれてしまう「腹圧性尿失禁」などが起こりやすくなります。40歳以上の女性の4割以上が経験しているというデータもあり、決して珍しいことではありません。恥ずかしくて我慢されている方が本当に多いのですが、これも生活の質を大きく下げる原因になりますので、ぜひご相談いただきたいです。
 もう一つ、近年注目しているのが「GSM(閉経関連尿生殖器症候群)」です。これは、閉経後の女性ホルモンの低下によって起こる、デリケートゾーンの乾燥、かゆみ、痛み、性交痛、頻尿といったさまざまな不快な症状を指します。人生100年時代と言われ、閉経後の人生が非常に長くなっています。この期間をいかに快適に、自分らしく過ごせるか。そのサポートをしていくことも、私たち婦人科医の重要な役割だと考えています。

ーー尿もれなどの骨盤底筋の緩みに対して、「エムセラ」という治療法も導入されているそうですね。

佐藤院長
 はい。これは保険適用外の自由診療になりますが、骨盤底筋のトレーニングを手軽に行える治療機器です。専用の椅子に服を着たまま30分ほど座っているだけで、高密度焦点式電磁技術が骨盤底筋群を強力に刺激し、筋肉を鍛えることができます。自力でのトレーニングが難しい方や、より効果的なケアを求める方におすすめしています。ご興味のある方向けに、5分間の無料体験も行っていますので、お気軽にお声がけください。あくまで当院に通ってくださっている患者さんへのプラスアルファの選択肢としてご提供しています。

ーー会社の健康診断などで異常を指摘された場合、どのような検査ができますか?

佐藤院長
 子宮頸がん検診などで異常を指摘された場合、より精密な検査として「コルポスコピー検査」を行っています。これは、腟拡大鏡で子宮頸部を詳しく観察し、必要に応じて組織を少し採取して調べる検査です。
 検診で引っかかっても、「忙しいから」「去年も引っかかったけど大丈夫だったから」と、なかなか受診されない方が実は結構いらっしゃいます。「3年連続で指摘されて、さすがに会社に怒られたので来ました」という方も…。子宮頸がんをはじめ、婦人科のがんは早期発見が何よりも大切です。検診で異常を指摘されたら、どうか放置せず、必ず一度は受診してください。

気軽に相談できる「最初の窓口」として|あゆみレディースクリニック高田馬場におけるオンライン診療と医療連携

忙しい現代女性のために、オンライン診療という選択肢も用意されています。

しかし、佐藤先生は産婦人科診療における対面診療の重要性の重要性も強調します。

クリニックの診療スタイルと、万が一の際に安心できる医療連携体制について伺いました。

ーーオンライン診療と対面診療は、どのように使い分けているのですか?

佐藤院長
 当院では対面診療が圧倒的に多いです。お薬がその場ですぐに受け取れたり、何かあればすぐに検査ができたりしますし、高田馬場という場所柄、通学や通勤のついでに寄れるという利便性から、対面を選ばれる方が多いのだと思います。
 オンライン診療は、初診の方には基本的には行っておらず、当院に通院されていて症状が安定している方が対象です。例えば、学校の研修や仕事の都合で数ヶ月間地方に行かれる方が、その間にお薬を切らさないように利用されるケースや、経過は順調だけど忙しくてなかなか通院の時間が取れないので2回に1回はオンライン診療で自宅に居ながら診療を受けたいケースなどがあります。患者さんのご都合に合わせて、対面とオンラインをハイブリッドで使い分けられるようにしています。

ーー先生の得意分野や、クリニックとしての専門性はありますか?

佐藤院長
 特定の分野に高度に特化しているというよりは、「一般産婦人科」として、あらゆるお悩みの最初の窓口になることを目指しています。不妊治療に関しても、基本的な検査やタイミング指導といった初期のステップは当院で行いますが、より専門的な治療が必要だと判断すれば、速やかに不妊治療専門のクリニックにご紹介します。どんな小さなことでも、「まずはあそこに行ってみよう」と思っていただけるよう、敷居を低くして皆さんをお待ちしています。

ーーもし、クリニックで対応できないような重い病気が見つかった場合、どうなるのでしょうか?

佐藤院長
 日頃から、地域の基幹病院の先生方と学会などでお会いし、顔の見える関係を築くことを大切にしています。もし当院での検査でがんが見つかったり、緊急の対応が必要になったりした際には、そうした連携先の病院に速やかにご紹介できる体制を整えています。患者さんが「次にどうすればいいのだろう」と迷うことがないよう、しっかりと道筋をつけてサポートしますので、その点は安心してご相談いただければと思います。

自分の身体を守るために|HPVワクチンと見過ごしてはいけないサイン

日々の診療の中で、佐藤先生は「もっと早く相談してほしかった」と感じる場面にも遭遇すると言います。

多くの女性に知っておいてほしい、自分の身体を守るための大切な知識について、改めて教えていただきました。

ーー先生が特に若い世代に伝えたいことはありますか?

佐藤院長
 これは声を大にして言いたいのですが、HPVワクチンの接種を推奨しています。特に、公費で接種できる高校1年生までの間にぜひ打っていただきたいです。子宮頸がんの主な原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を高い確率で防ぐことができる、非常に有効な予防法です。
 中学生・高校生になると小児科にもあまり行かなくなり、どこでワクチン接種をしたらいいのか分からなかったという声もいただきます。是非、産婦人科を受診いただき、その後の産婦人科受診への最初のステップとしていただければ嬉しいです。

ーー多くの女性が見過ごしがちだけれど、注意すべき身体のサインはありますか?

佐藤院長
 一つは「貧血」です。月経がある女性は貧血になりやすいのですが、「昔からこうだから」「体質だから」と諦めている方や、『貧血』健診で言われるけど日常生活で困っていないからと治療を行っていない方が非常に多いと感じています。しかしその貧血は、もしかしたら経血量が多すぎる「過多月経」が原因かもしれません。月経の量をコントロールする治療を行えば、長年悩んでいた貧血の症状が劇的に改善するケースは少なくありません。だらだらと出血が続く、レバー状の塊が出る、といった症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

ーー婦人科のがんは、どのような症状に気をつければよいのでしょうか?

佐藤院長
 はっきりとした予兆がないことも多く、それが婦人科がんの怖いところです。一般産婦人科診療のみを行うクリニックですが、それでも数ヶ月に一度はがんの患者さんを診察する機会があります。例えば、子宮体がんで最も多いサインは「不正出血」です。「更年期だから時々ある」などと思い込まず、閉経後や月経期以外に出血があった場合は、必ず受診してください。また、卵巣がんの場合は、お腹が張る、急に太ったように感じるといった症状で気づかれることもあります。定期的な検診を受けることが大前提ですが、ご自身で「いつもと何か違う」と感じたら、それは身体からの重要なサインです。決して見過ごさず、婦人科を受診してください。

佐藤歩美院長から悩みを抱えるすべての女性へのメッセージ

最後に、佐藤先生から、今まさに何らかの不調や悩みを抱えている女性たちへ、温かく、そして力強いメッセージをいただきました。

ーーこの記事を読んでいる女性の皆さまへ、メッセージをお願いします。

佐藤院長
 女性の皆さまに、ぜひ「産婦人科のかかりつけ医」を持ってほしいと心から願っています。女性の身体は、初潮から始まり、月経、妊娠、出産、更年期、閉経と、ライフステージごとに大きく変化し続けます。その時々で、女性特有のさまざまな悩みに直面する可能性があります。
 「婦人科は敷居が高い」と言われますが、私たちは皆さんがいつでも気軽に相談できる場所でありたいと思っています。デリケートで話しづらいことも、同じ女性として共感し、分かち合える部分がきっとあるはずです。「こんな些細なことで受診していいのかな?」などと躊躇する必要は全くありません。皆さんが感じているイレギュラーなサインの裏に、思わぬ病気が隠れている可能性もあります。
 当院は、アットホームな雰囲気で、お一人おひとりにしっかりと寄り添った診療を心がけています。生理痛、PMS、更年期、不正出血、かゆみ…どんなお悩みでも構いません。気兼ねなくご相談にいらしてください。

あゆみレディースクリニック高田馬場

診療科目産科・婦人科
住所〒169-0075
東京都新宿区高田馬場2丁目17−6 ゆう文ビル 8F
診療日(月・火・水・木)
9:30~13:00 / 14:00~18:00
(金)
9:30~13:00 / 14:00~18:00 / 18:00~20:00
(土)
9:30〜14:00
※ 受付は診療終了の30分前まで※2 全て予約制です※3 初診からWEB予約・LINE予約ができます
休診日日曜、祝日
院長佐藤 歩美
TEL03-6265-9707
最寄駅JR山手線・西武新宿線「高田馬場駅」早稲田口より徒歩1分
東京メトロ東西線「高田馬場駅」4番出口すぐ
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この記事を書いた人

診療ナビ」はアドバイザーナビ株式会社が運営する医療情報発信メディアです。開業クリニックの先生方に直接取材を行い、診療への姿勢や先進医療への取り組み、地域医療への貢献、さらには医療業界に対する考えや想いをお届けします。読者の皆さまにとって、医療をより深く理解し、身近に感じていただける発信を続けてまいります。

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